Keep It MECE

あったこと、気になったこと、知っておきたいこと

北欧一人旅に行ってきました(1)

こんにちは。

前回の投稿から、さらに時間がたってしまいました。

プライベートな部分や仕事の部分それぞれでゴタゴタがあり、ようやく落ち着いてきたところです。

おかげさまで、しばらくお休みをいただくことができ、その休みを利用して北欧に行ってきました。

行った都市はヘルシンキフィンランド)、タリン(エストニア)、ストックホルムスウェーデン)です。

日程は7泊8日(機中泊含む)で計画を立てることにして、おおざっぱな日程は以下のようになりました。

  1. 成田(11:00)→ヘルシンキ(15:10) ホテル泊
  2. ヘルシンキ滞在 ホテル泊
  3. ヘルシンキ→タリン(2時間)→ヘルシンキ ホテル泊
  4. ヘルシンキ滞在 ホテル泊
  5. ヘルシンキ滞在 ホテル泊
  6. ヘルシンキストックホルム 船内泊
  7. ストックホルム滞在 ストックホルムヘルシンキ 船内泊
  8. ヘルシンキ(17:15)→成田(8:55) 機中泊

計画をたてる際には、以下の点を考慮しました。

  • ヘルシンキ観光がメイン(3日以上滞在したい)
  • 船内泊がしたい
  • 最低3カ国以上回りたい
  • 移動、滞在費は20万くらいにしたい

一般のツアーの場合ですと、2名以上参加で、6泊8日の最安が12万から、といったところでした。北欧のホテルは(日本も観光地はそうだと思いますが)定員が2名以上の部屋ばかりですので、一人旅の場合は高くついてしまいます。(プラス5万〜)

そこで、上記金額を参考にしたうえで、ツアーでは組み込みづらい船旅を含めて計画を立てよう、ということになりました。

もちろん、その場合は航空機のチケットからホテル、フェリー、すべてを自分で予約しなければならないため、手間がかかります。

  • 往復航空券(成田←→ヘルシンキ 往復 直行便) 85,000円
    直行便がFinnairとJALしかないので、こちらで予約。
  • ホテル5泊分(Original Hotel Sokos Presidentti) 72,000円
    ツアーだとミドルクラスくらいのホテル。駅から近い。
  • フェリー(ヘルシンキ→タリン→ヘルシンキ) 8,045円(58€)
    タリンクシリアラインで予約。ネット(Aferry)で予約したが、行きと帰りを逆に買ってしまって、窓口で29€支払って反対にしてもらった。危ない。
  • フェリー(ヘルシンキストックホルムヘルシンキ) 27,000円(200€)
    バイキングラインで予約。2名用の個室を一人で使うタイプ。少し広めのキャビンタイプ。朝食、夕食(1日分)、サウナ(1日分)込。

以上で、合計すると19万くらい。

フェリーを足した分少し高くなってしまいましたが、ツアーと比べ、「船内泊がある」「タリンに行ける」「合計3カ国回る」という点では優っています。

ちなみにバイキングラインは往復(1日目夕方発→2日目朝着、2日目夕方発→3日目朝着)で予約すると割引があるのですが、この場合は荷物を部屋に置いて行くことができるので、コインロッカーの心配をすることがなく、安心です。

これを書いているのが、ストックホルムヘルシンキの船内(WiFiあり)からなので、すべてが終わっているわけではないのですが…

まったくヘルシンキを知らない(ガイドブックのみ)、かつ英語もあまりできない人間の一人旅情報が何かの役に立てば、ということで書き残そうと思います。

役立つ豆知識的なものも紹介していこうと思いますので、よかったら御覧くださいませ。

(2)に続きます。

 

広告について(1)

お久しぶりです。
3週間ぶりになってしまいました…

今回は、少し毛色を変えて、広告について触れてみたいと思います。

広告とは?

皆さんは広告と聞くと、何を連想するでしょうか。
例えばチラシだったり、CMだったり、雑誌に載せられている広告記事というように、広告には様々な媒体、訴求方法があります。
詳しい解説はウィキペディアに譲りますが、売り物を持っている人(広告主)が、売りたい人(お客さん)に売り込むことを広告といってもよいでしょう。

では、この広告はどうやって利益を上げているのでしょうか。

広告が利益を上げる仕組み

あるAという会社があったとします。Aはゲーム制作会社で、今回新作を出すことになりました。今回の作品は自信作なので、きっと売上が期待できるだろう、と考えています。

ゲーム制作会社Aにはコアなファンがいて、何らかの訴求をしなくてもゲームを買ってくれるとしましょう。

コアなファンが1万人おり、ゲーム1本あたりの利益を1,000円と仮定すると、期待される利益は以下のように計算できます。

  • 1,000円×1万人 = 1,000万円

さて、ここで企画担当者が「CMを出そう」と提案をしてきました。何でも、今回のゲームは自信作で、ライトユーザーにも訴求が出来そうだというのです。
CMを出すには1,000万かかりますが、CMでは100万人に訴求することが出来て、そのうち3%くらいは買ってくれそう、との見積もりが提出されました。

さて、このシナリオがそのまま実現した場合はどうなるでしょうか。

  • 1,000円×(1万人 + 3万人) - 1,000万円 = 3,000万円

なんと、期待される利益が3倍になりました。あなたはこの企画を承認し、CMを出すことにしました。

では、なぜ利益が増加したのでしょうか?

「ものを買う」ということ

なぜ利益が増加したのか…それを知るには「ものを買う」という動作を紐解いてみる必要がありそうです。

「ものを買う」には、まず物を知る事が必要です。名前、価格、効能、どこで買えるのか…等。例えば、あるものがとても素晴らしい物だと知っていても、どこで買えるのかがわからなければ買うことが出来ません。

すなわち「知らなければ買うことが出来ない」と言うことができます。つまり、どんなに良いものであっても、その存在を知らなければ購入することは出来ないということです。

これは、裏を返せば「知っていれば買う可能性があった」と言うこともできます。ここに、広告がお金を生むポイントが隠されていたのです。

「買ってくれるかもしれない人」に訴求する

広告を打つことによって、「広告を見ていたら買ってくれるかもしれない人」にも商品を知ってもらう事ができます。

そのためには広告費が必要ですが、それ以上のリターンがあれば元が取れる、といううまい仕組みができています。

  • 広告費 < 広告を見ていたら買ってくれるかもしれない人 × 1商品あたりの利益

広告を打つことによって、広告を出す媒体側(雑誌やテレビ、ネット等)にも広告費として利益が入りますし、広告主(今回の例ではゲーム制作会社A)の利益も上がりますので、Win-Winな関係を築くことができるのです。

しかし、広告を打ったから必ず買ってくれる人が増えるとは限りません。適切な媒体に適切な広告を出さなければならず、それをうまくやる人ための技術が広告マーケティングということになります。

広告で訴求する

では、誰にどのような広告を出したらよいのでしょうか。ここでは、「誰」に対して考えてみます。

まずは、「かならず買う人」がいます。

この人達は、広告訴求があろうがなかろうが、商品を買う人達です。本来この人達に広告が出てしまうのは無駄といえば無駄なのですが、広告効果としては「買う人にだすことが出来た!」となるので、広告の評価を難しくしている顧客層と言えるかもしれません。この層を「プレミアム層」と定義します。

続いて、一番広告効果が期待されるであろう対象の、「知っていれば買う」人です。

この人達は、商品に対して、購入するだけの価値があることを認知していながら、買っていない人たちです。例えば、漫画の新刊、ナンバリングゲームの新作などになるでしょう。この顧客層を「優良顧客」と定義します。

次に、「知ってもらえば買う可能性がある」人たちです。

この層の人たちは、その商品に対しての情報が十分にないが、知ってもらえば気に入って、買ってくれる可能性がある人たちです。
優良顧客と異なるのは、商品がどのようなもので、魅力的であることを伝えないといけない、という点です。「部屋を綺麗にしたいが、掃除をする時間がない」人に対して、自宅掃除サービスや、ルンバ等の手段を訴求することに似ています。

この層には、今抱えている問題に対して「魅力的な対応策」を訴求することが効果的です。この顧客層には、ニーズが既に具現化しているので「顕在顧客」と定義します。

では、「より深く知ってもらうことで買ってくれる層に入るかもしれない」人はどうでしょうか。ここからは、広告訴求が難しくなってきます。

この層の人たちは、まだその商品が魅力的には思えていません。例えば、車に興味がない、彼女ができて3年ほどたつ独身男性に対して、車を訴求するのは余り意味が無いように思えます。

しかしながら、結婚した後に郊外に引っ越した後には車が必要となるでしょう。その際に、「車に興味が無い人に、興味を持ってもらう広告」を訴求することは効果的といえるかもしれません。この層は、まだ要求が具現化していないため「潜在顧客」と定義します。

そして、しばらくは買う見込みがない層を「一般顧客」と定義しておきます。

潜在顧客と一般顧客の境界は曖昧で、例えば子供にお酒の広告は無意味なのか(将来酒好きになるかもしれない)など、企業の戦略に依ってくると考えられます。

潜在層と顕在層へのアプローチは異なる

先ほど分類した顧客層は、「要求が顕在しているかどうか」で、大きく2つに分けることができます。

要求が顕在化している顧客に対しては、商品の魅力について訴求すれば足りることが多いです。なぜなら、彼らもそれらを必要としていて、いうなれば両思いなのです。両思いとなった後は、お互いをもっと知ることによって購入というゴールに近づく事ができるでしょう。

しかし、要求が顕在化していない潜在顧客は、商品の魅力に気づいていない、気づくための何らかの要素が足りていない可能性があります。これは、先ほどの例えで言えば片思いといえるでしょう。

潜在層に対しては、「実はこんな機能がある」「将来的に、必要性が出てくる」などの気付きを与えることがポイントになります。例えば、郊外に一戸建てを買った人は車が必要になるので、新築一戸建てに興味が有る人に、車を訴求する、といったアプローチになるでしょう。その際、訴求方法は工夫の余地があるでしょう。

まとめ

広告について、「誰」に対して訴求するのか、という視点から記事を書きました。
一口に広告といっても、媒体、対象、訴求方法、など様々な選択肢があります。これらを時と場合によって使い分けることで、効率的な宣伝ができるようになるのです。

では、◯◯層に対しては、どういう広告訴求が効果的なのでしょう。その際に必要となる知識である「ブランディング」「獲得」など、訴求方法(どのような広告を出すのか)ついては、また次回の記事で触れたいと思います。

様々な投資(1) 株式投資

お久しぶりです。

しばらく時間が空いてしまいました…

日経平均株価が18,000円を超えたというニュースもあるように、2011年から2012年頃と比べて、景気はだいぶ回復してきているように見えます。

しかしながら、不安感は尽きないようです。

住宅ローンは空前の低金利時代を迎えてきており、現在の好景気は油断できない…という点では、大多数の労働者の方だけではなく、国、銀行も同一の見解を持っているかのようです。

そこで、今日は「お金」の話題、その中でも投資について言及していきたいと思います。

※自分は専門家ではないので、以下の点が中心となる模様です。

対象

  • 最近手を出したもの
  • 以前手を出したことがあるもの

内容

  • 感じたこと
  • おすすめ度

株式投資

投資、といえば真っ先に思い浮かべるであろう、ザ・王道。

厳密には異なりますが、ほぼゼロサムゲームといっても良いので、工夫次第では利益を出すことは難しくありません。銀行にお金を預けるイメージで株主投資を始めることも可能です。

株主投資の(他の投資方法と比べた際の)メリットは以下のようなものがあります。

  1. 資産になる
  2. 売買が容易
  3. 付加価値がつく(優待、配当等)
  4. 取引を確定しない限りは損をしない

4については、若干わかりづらいですが

「たとえ100円の株が一時的に50円となったとしても、売らなければ株という資産がそこに残る。50円の時点で手放せば50円するが、売らずに持っておいて、今後株価が上昇すれば損をしない可能性がある」

という意味です。

要は、損切りするくらいなら持ってたほうが良いこともある、ということです。

買った株が下がってしまった!損しないうちに売らなければ。といって傷口が広がらないうちに株式を手放すことを「損切り」と言います。もちろん、損切りが必要な場合もありますが、長期的視点でみた場合には、持っているほうが得な場合もあります。一般的に株主売買には手数料がかかりますから、その点も計算に入れた上で損切りすべきです。

株価が大きく下がってしまった場合、かつ、今後回復しそうだ、と考えた場合は、ナンピンする、という手もあります。詳細な説明はWEBに譲りますが、簡単に言うと、株価が下がった時に買い増しすることで、実質取得金額を下げる事を言います。

  • 100円で株を100株取得 → 1万円(平均株価100円)
  • 更に80円で株を100株取得 → 1.8万円(平均株価90円)

例えば、100円で買った株が80円に下がってしまった場合、そのままにしておくと、100円まで回復しない場合は損をしてしまいますが、80円の時に同じ株数だけ買い増しをすると、株価が90円となった時点で損得無しになります。

※もちろん、更に株価が下がった場合は損をすることになりますので、慎重に。

ナンピン損切りについての詳細な説明は、以下を参照して下さい。

必要な手続きは以下のようなものになります。

  • 証券口座開設
  • 住民票の取得(NISAの場合必要なことが有ります)

おすすめのサイトはいろいろとありますが、以下が非常に丁寧です。

成行取引、指値取引の違いについては、必ず知っておきましょう。

個人的な銘柄の選び方

  • マイナーな分野のシェアトップ企業(組み込み部品系等)
  • 優待や配当を考慮した利回りが高い大企業株(ヤマダ電機など)
  • 建築系(2017−2018年頃まで)

証券口座のおすすめですが、自分で色々調べてやりたい、という方はネット口座系をおすすめします。SBI証券松井証券が代表的な証券会社になります。

株の買い方などについては、別なタイミングの記事に譲ります。

様々な投資(2)については、不動産投資について書く予定です。

音楽は人を動かすか

※本記事は特に何も調べずに、思ったことをつらつら書いたものです!

見る、聞く、言う、触る、嗅ぐ

皆さんは芸術と言ったら何を連想するだろうか。
大体の方は絵画を連想するでしょうか。それは文字だったり、もしくは彫刻だったり、映画だったり、はたまた演劇だったりするかもしれませんね。
 
見ざる、言わざる、聞かざる、という言葉がありますが、絵は「見る」ものですし、映画は「見る」「聞く」ものです。演劇は、観客側からは「見る」「聞く」ものですが、演者側からすると「言う」ものだったりします。そういえば、カラオケは「言う」ものかもしれませんね。
目が見えない方からすると、彫刻は「触る」ものかもしれません。造形では、香りが漂ってくるものもありますから、「嗅ぐ」といったものもあるでしょう。
耳が聞こえない方は、演劇を、香りで「嗅ぐ」ことによって感じることができるかもしれません。
 
つまり、芸術とは、五感で感じることが出来るものなんです。
本記事では、その中の「音楽」について書いていきます。
 

音楽は「見る」ものか?

音楽は「見る」ことができるものでしょうか。

楽曲のプロモーションビデオは、映像を通して楽曲を訴えかけています。

外国籍料理屋は、お店の内装を工夫し、あたかも海外に行ったかのような体験をすることができますが、そこには流れているBGMが一役買っているかもしれません。

インドカレー屋さんに行かれたことのある方はわかるかもしれませんが、ほとんどのお店で(場所によっては映像とともに)現地の曲が流されていることに気づきます。

つまり、音楽は「見る」ことができるものですし、それによって他の五感に深みを与えている、ということができると思います。

音楽は「聞く」ものか?

では、音楽は「聞く」ものでしょうか?
 
音の歴史は古く(楽器という定義ができるかわかりませんが)、ある時は儀式的用途で、ある時は意思疎通を取るために“音”は太古から使われてきました。
その目的の多くは“伝達”のためですが、「聞く」ことには、他の五感に対して大きなメリットー距離ーがありました。
 
人間の視力は高々2.0で、100メートルほど離れてしまうとせいぜい色の判別ほどしかできません。
しかしながら、音を使うことによってその範囲を広げることができるようになりました。
 
例えば、戦国時代の戦(いくさ)の例を考えてみると、
  • 太鼓を2回鳴らしたら退却
  • 1回なら攻める
この方法なら、「見る」に訴えかける以上の効果が期待できます。
上記の利便性から、音による伝達が広まっていたことに対して、疑問の余地はないでしょう。
ここで、音に対して、もう一つ大きな役割ー意味付けーという大きな変革が伴っていることに気がつきます。
意味付け
音は、ただ鳴っているだけではただの波形にすぎませんが、我々はそれらに対してルールを与えることができます。
  • 音のなった回数
  • 音の種類
  • 音のパターン
これらの施策により、音は人を動かすメッセージに昇華するのです。
 
更に、意味付けには「意味付けを知らないものには効果をなさない」という、暗号化の側面があります。
パトカーや救急車のサイレンの音を聞けば、現代人は思わず振り向くでしょうし、スーパーで流れる業務連絡は、店員を対象に流しているものです。
動かすこと、動かさないこと
「オオカミの声が聞こえたら逃げろ」と教わった羊の群れと、教わらなかった羊の群れがあったとして、そこに狼の遠吠えが響き渡ったとしたら、何が起こるでしょう。
これは、なかなかに面白い命題です。是非皆様も考えてみてください。
羊の群れが近くにいた場合
片方の群れについては、オオカミの怖さを知っているわけですから、音がしない方に逃げる、というのは容易に想像できます。
 
では、もう一方の群れはどうでしょうか。
もう一方の群れは、片方の群れが逃げたのを見て、勘のいい個体は逃げ始めるでしょう。何故でしょうか。
音に対する「意味付け」を“羊たちが逃げた”事で知り、“この音を聞いたら逃げなければならない”という意味付けをその場で行ったからに他なりません。
つまり、予め明確な意味付けがされていなかったとしても、その場で意味付けをすることは可能なのです。
これは、本能レベルの危機察知能力といっても良いかもしれません。
羊の群れが離れていた場合
では、群れ同士が離れていて、「片方の群れは逃げた」という情報が入ってこなかった場合はどうなるでしょう。
これは、幾つか行動パターンが考えられます。
  • 何も行動しない
  • 他の類似事象から、現在発生した出来事を予測し、行動する
  • 未知の現象が発生したため、退避する
ここで立場を人間に戻すと、「未知の現象」というワードがポイントになってくることがわかります。
つまり、「どういう意味かがわからない、ということだけはわかる」状態になるわけです。
 
とりわけ、未知の現象については、動物は好奇心、恐怖心を持ちますから、それに従って行動すると想定して間違いありません。
もちろん、古代人からみた「電気」など、想定のつかないものに対しては恐怖すら抱かないでしょう。
しかし、音は古来からあるもので、万国共通、もとい森羅万象に共通なものですから、彼らはそれに対して好奇心、恐怖心を持つことが出来るのです。非常に興味深いですね。

音楽は人を動かすか?

さて、ここまでの話を聞いて、改めて題名を見なおしてみるとどうでしょう。

そもそも、音楽以前の音でさえ、人を動かすことができる・・・そんな気がしてきませんか?

※見る、聞く、以外については次回以降の記事で触れさせていただく予定です。

(映画)ダーリンは外国人

漫画化された本作品が映画になっていたことを今更知り、気に入っていた作品だったので見てみた。

ざっくりしたあらすじ

日本人女性(さおり)が、外国人男性(トニー)とお付き合いする、という話です。
文化の違いがテーマなのはもちろん、トニーは語学オタクで、日本語の「そこなの?」というところに疑問を持ってしまいます。
例えば、「ぶん殴る、は何で(ぶん)なんだろう。どん殴る、がん殴るでも良さそうな気がする」「やれああしろこうしろ、の(やれ)って何?」などだ。
日本人でも疑問に持たないような小ネタがとても面白い。
 

漫画

この漫画、もともと病院の待合室で読んだのですが、絵が可愛いんですよね。
あと、文字主体の読み物なので読みづらいかと思いきや、ネタが面白い(日本語ネタなので)ので、世界観に入りやすく、飽きずに読めますよ。

映画

映画はどうだったかというと、何も知らずに見るには少し「?」があるかな?とは思いましたが、役者さんの演じ方が上手く、それほど違和感は産まないでしょう。
もともとノンフィクションということで、ドラマティックな内容を期待すると少しギャップがあるかもしれませんが、細かいネタなども入込まれていて、退屈せずに見られるんじゃないかな、と思います。
ラストシーンはしっかり感動できると思います。
 

何を伝えたかったのか?

視点を変えて、この作品から何が伝わってきたのか、というのを考えてみます。
若干のネタバレを含みますから、まだ作品を見ていない方は注意して下さい。

外国人とは?

語学オタクとして描かれているトニーですが、この部分はあくまで彼の良さであって、本作品のテーマからすると一部にすぎません。映画ではそれが顕著に描写されているように感じます。
 
寿司屋のシーンで、トニーの友人が「日本人の女性は簡単だ、すぐ電話番号を教えてくれる」と言ったのを、トニーが否定するシーンがあります。
トニーは、さおりのいいところを色々話します。最後に一言を添えます。
日本人女性だからじゃない、さおりだからなんだ。
(トニー)

読んでみれば、ありがちな台詞かもしれませんが、ここに大きなテーマが潜んでいることに気が付きます。

国際結婚とは、マイノリティという名のハンデキャップ

別のシーンに目を移すと、さおりの両親が、国際結婚に反対する場面があります。

あなた、騙されているのよ!

(さおりの母) 

この場面からは、次のような類推が可能です。

  • 国際結婚は普通の結婚とは異なる(マイノリティである)
  • 娘が不幸になってしまう(マイノリティは幸せになれない)
  • あえて不幸な道を選ぶ必要はない
つまり、他の選択肢もある中、あえて困難な選択肢を選ぶ必要はないのに、それを選んでしまったのは、何らかの正常ではない判断を下してしまった結果なのではないか、そう言うわけです。
 
この後、考え直しなさい、と言うわけですが、この単語も「話せばわかる」といった立場の発言のように判断できます。
 

マイノリティは少数派であって騙されているのではない

もちろん、本当に騙すつもりで近づいてくる人もいます。しかし、それが全てでしょうか。
自分は、そうは思いません。
なんども検討を重ねて選択した結果がマイノリティであった場合、話しても「変えられない」のです。
 
「本当に大丈夫だろうか」そう考えることは頻繁にあるでしょう。
しかし、それは決断に対して揺れているのではなく、受け入れた上で、どのように振舞えば良いのかを悩んでいるわけなので、心配する必要はありません。
 
しかしながら、考えた結果、「やはり間違っている」といった結論に達することもあるでしょう。
それは、一つの結論として向き合うべきです。

マイノリティと向き合おう

もしあなたが、何らかのマイノリティの要素ー例えば性的少数派、国際結婚、在日外国人…ーを持っているとしたら、まずはしっかりと向き合うべきです。
"その"内容によっては、変えられるもの、変えられないものがあるでしょう。
だから、受け入れろ、というわけではありません。それ以外の選択肢を取るための手段について、現代では大きく許容されています。(もちろん、不可能なこともありますが…)
 

向き合い方のフロー

もしあなたが、自身のマイノリティに気づいてしまい、それを受け入れられない、受け入れたくない、と感じてしまったら、まずは、なぜそう感じたのか、を自分なりに考えてみましょう。
 
現状把握
  • なぜ、受け入れたくないのか?
  • どこが受け入れられないのか?
  • 環境に起因しているのか?
  • 近くに、同じような悩みを抱えている人はいるのか?
  • 1日のうち、どれくらい葛藤に苦しむのか?
  • 改善※のため、何らかの努力を現在行っているのか?
※ここでいう改善とは、受け容れ、排除、環境変化など、様々なものを示す
 
終点把握
  • 自分がありたい姿
  • 理想的な環境
  • 理想的な姿を持つ人はいるか。
プロセス検討
  • どのような手段があるか?
  • それぞれの手段に対し利点、欠点はあるか?
  • 利点、欠点を挙げた上で、手段に優劣がつけられるのか?
  • 実現性はあるか?ない場合はどのような仮定が必要か?

まずは第一歩を歩み出せ

上のプロセスについて、簡単なことからやっていくことが大事です。
継続しないから、と諦める前に、まずは一歩を。

住宅ローン減税

住宅ローン減税は、自分が住む目的として購入した等の、特定の条件を満たす物件をローンで購入した際、むこう10年間、ローンの残高の1%を税金から控除できる、という制度です。

例えば、年末に3000万円のローン残高がある場合、30万円が所得税、住民税から控除されます。

 

適用条件

主なものとして以下があります。
  • 10年以上の借入
  • 所得が3,000万以下
  • 広さが50平米以上ある
  • 新築、あるいは中古なら築20年以内(細かい条件あり)

どのくらい控除されるの?

例えば、以下のモデルケースがあります。
  • 借入4500万、35年ローン、固定1.6%で、およそ383万円
  • 借入4000万、35年ローン、固定1.6%で、およそ350万円
  • 借入3500万、35年ローン、固定1.6%で、およそ306万円
  • 借入3000万、35年ローン、固定1.6%で、およそ262万円
以下のサイトで、かんたんシミュレーションを試すことができます。

お得なの?

結論としては、一括で買えるなどでない場合は、利用したほうがお得です。
所得税、住民税からの控除になるので、確定申告が必要になります。
ただし、あくまで税金からの控除になるので、所得税、住民税を引ききってしまうと控除されません。その点は注意が必要です。
 

月々の支払いは?

でもやっぱり気になるのは、月々いくらなの?ということ。
目安としては年収の25%とか、30%とか、35%とか、色々言われていますが、家賃より安い、安くない、というのは実際どうなんでしょうか。
 
固定金利1.7%、変動金利0.65%、元本均等返済方式で計算
3000万円の場合
  • 95,000円(変動)
  • 80,000円(固定)
4000万円の場合
  • 106,000円(変動)
  • 126,000円(固定)
固定と変動だと、通算で概ね2割ほどの違いがあることがわかります。
変動金利には金利の変化で返済金額が変更されるリスクがありますので、十分注意して選択が必要です。
元本均等返済、元利均等返済についてはフラット35のページが詳しいです。

固定金利ならフラット35

変動金利の安さも魅力ですが、2015年現在では固定金利であるフラット35の金利の安さも魅力です。
フラット35とは、特定の条件を満たした住宅の購入時に適用可能な優遇ローンです。
固定金利なのにもかかわらず、1%台の低金利ローンを組むことができます。(借入の9割までという条件有)
しかしながら、組合加入が必要など、追加の費用がかかる可能性があり、注意が必要です。
利率に囚われず、複数のローンを比較して、検討しましょう。
 

今は金利が安い

変動金利は0.5%台、フラット35は1.4%など、(2015年1月現在)空前の低金利時代を迎えています。
日経株価平均が17,000円を超えてきている今、借りるのは今がチャンスかもしれませんね。
ただし、今後金利が下がっていく可能性もあります。
プロジャーナリストでも10年後の金利は予測できませんから。

ふるさと納税

一時期話題になったけど、イマイチ話題になっていないふるさと納税に触れてみます。

ふるさと納税とは?

地方自治体(自分にゆかりのある街でなくでもいいのがポイント)に寄付金を納めることで、所属自治体に納めている住民税、所得税が一定額(2014年末では10%)まで控除されるというシステム。
その際、寄付金を収めた地方自治体から特産品等の物品を受け取ることができる。
確定申告が必要ですが、概ね2,000円の負担で寄付金の半額ほどの物品を受け取ることができるので、寄付上限までは寄付したほうがお得!な制度です。

どんなものがもらえる?

以下のサイトで見ることができます。
こんなにあると迷ってしまいますね…それぞれの物品には寄付最低金があるので、そちらを見ながら寄付をする自治体を選びましょう。

申し込み方

決済はクレジット(ヤフー公金)、郵便局での決済が利用できます。

いくらまで寄付できる?

源泉徴収をみながら、寄付金がいくらまで税金から控除されるのかを確認しましょう。
独身なのか、既婚なのか。住宅ローン減税を受けているか、なども対象になるので注意しましょう。
計算に必要なエクセルシートも上記サイトにありますので、活用してみてください。

収入が多い人(税金を多く納めている人)が得をする制度

エクセルシートで計算してみるとわかりますが、所得税を多く納めている人ほど、控除金額が多くなります。 
たしかに、税金を多く納めてもらえるほど地方自治体は潤うわけなので、そうなるのも納得できます。
ポイントなのは、独身や子供がいない夫婦など、税金の控除が少ない人ほど、寄付枠が多くなるということ。
もちろん、その分多く税金を納めているわけなのですが、ふるさと納税では少し優遇されているわけですね。

住宅ローン減税と併用できる

似た制度に住宅ローン減税があります。住宅ローン減税についてはこちら。 
ふるさと納税は、住宅ローン減税と併用が可能です。

使える制度は使ってみる

こういった制度は確定申告が必要だったりと、何かと面倒がつきものです。
しかしながら、それでもやっている人たちがいるのは、それがお得だったり、意味があるからです。
確定申告については、2015年4月から不要になるという話もありますので、「面倒だから…」という壁を越えて、ぜひお試しを。